梅雨に入り、工房のある高知の里山では、雨をたっぷりと吸い込んだ緑がみずみずしく輝き、水辺沿いの紫陽花も鮮やかに色づき始めました。雨が続くと少々気が滅入りますが、雨露に濡れる静かな里山の風景は、この季節ならではの美しさです。
さて、このたび高知市の「日日(にちか)」さんで、展示会「お茶の時間」を開催することになりました。

「日日(にちか)」さんは、用の美を感じる手仕事の品を中心に扱うショップ&ギャラリー。展示会のほか、料理教室やものづくりのワークショップなど、多彩に開催されています。また、僕が炭焼きの仕事をしている頃からのお付き合いで、竹細工作家の道へ進むきっかけをくれたお店でもあります。そんな原点ともいえる場所で、久々に展示会を開けることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
今展示会の主役は、お客さまのリクエストがきっかけで作り始めた新作の「茶道具」です。茶則や茶匙、湯さまし、菓子置きなど、日本茶はもちろん、中国茶や、抹茶を入れる際にも活躍するアイテムを用意しました。
さらに、日日さんにゆかりのある作家さんたちのお茶にまつわるアイテムや、僕の定番であるお箸やスプーン、トングなども並びます。




そして、今回は、僕が製造に携わった新茶「竹と茶」もお届けします。祖父の代から50年以上続く茶畑を、父や叔母たちと受け継ぎ、今年初めて栽培から製造までの全工程を自分たちの手で行いました。昔ながらの「釜炒り茶」という製法で、茶葉を直火で炒り、揉み、天日干しし、仕上げにもう一度炒って香りを引き出しています。ひとくち含むと豊かな香りがふわりと広がり、渋みがなくとてもまろやか。お食事はもちろん、和菓子や洋菓子にもよく合います。こちらは数量限定で、売り切れ次第終了となりますのでぜひお早めに。


お天気が不安定で家で過ごすことの多い時期ですが、ご自宅でのお茶の時間をより豊かに楽しむためのアイテムを見つけに、足を運んでいただけるとうれしいです。
・photo:Nobuyoshi Kawakami、Nichika
EVENT DETAILS
日程:6月21日(日)〜27日(土)
時間:11:00〜17:00 ※会期中無休
作家在廊日:6月21日(日)
場所:日日(にちか)高知県高知市葛島1-9-24
TEL:088-882-7030
